アプリケーション開発力の拡充により、今後の市場拡大に対応
株式会社図研(代表取締役社長:勝部迅也、横浜市、以下 図研)は、モデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)の導入により製品開発プロセス革新に取組む顧客への支援を拡充するため、図研および米国の 図研 Vitech社の体制強化を行います。
これまで MBSE は宇宙・航空・自動車産業など、ドメインを跨ぐ、巨大で複雑なシステムの製品開発の現場で導入され、効果を上げています。図研は今後 MBSE のメリットを、より幅広い製造業に活用できるようにしていく計画です。具体的には、導入や構築に相当の時間と習熟を要するシステム・オブ・システムズ(巨大で複雑なシステム)の開発最適化に加え、導入の負担が少なく、迅速に導入効果が期待できるよう、既存の設計プロセスにQCD(品質・コスト・開発期間)を確実に作り込むことを目的とした活用ニーズにも対応していくための体制を構築します。
この方針を推進するため、これまで国内の MBSE、システムズエンジニアリング領域の事業推進を担ってきた「プロセスイノベーション推進部」に加え、新たに技術本部にこの分野の専任開発チームとなる「プロセスイノベーション開発部」を設置しました。米国 図研 Vitech社と連携して、同社のモデリングツール「GENESYS」と連携するアプリケーションツール開発やユーティリティ開発、既存の図研製品とのインタフェース開発を促進していくこととしました。
同時に、2020年9月に No Magic社から図研 USA に移籍したエンリケ・クライマルニク(Enrique Krajmalnik、同氏については、「元 No Magic社 CTO が図研の北米事業開発責任者に就任」 参照)を 図研 Vitech社のチーフオペレーティングオフィサー(COO)に任命し、同社社長であるデイヴィッド・ロング(David Long)とともに、MBSE の先進市場である米国における事業開発と、日米の開発連携による世界市場に向けた製品企画力の強化を進めていくこととしました。
本件の参照先:https://www.zuken.co.jp/news/strengthening_mbse_organization/