豊富なユーザ事例と共に、CAE、AR/VR、IoT、デジタルツイン、クラウドを駆使した、企業のDX実現に本当に役立つ最先端情報を一挙にご紹介します。
サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役 社長執行役員:安江 令子)は、ビジネスを牽引するマネージャーの皆様、現場の課題に取り組む設計者/解析者の皆様のためのオンラインイベント「CYBERNET Solution Live 2021」を、2021年9月15日~17日の3日間にわたって開催することをお知らせします。
※ 「CYBERNET Solution Live」は、Ansys®(アンシス)製品ユーザ様および関連製品・サービスなど、導入を検討されている方へ、最新の技術情報や活用事例を提供することを目的に開催しているオンラインイベントです。
進化スピードが加速する最先端技術への対応、SDGsを意識した取り組み、さらに地震や感染症拡大などの災害に対するリスクヘッジなど、企業が変革を迫られる昨今の状況は複雑さ・深刻さを増す一方です。特に製造業は、このような状況にも柔軟に対応し、よりスピーディーに新しい製品やサービスを世に出していくことを求められており、真の変革のためにはDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現が不可欠ではないでしょうか。
『CYBERNET Solution Live 2021』のテーマは、「Ansys × DXによる次世代型ものづくり」。Ansysを活用してめざましい成果を上げているユーザ企業の事例紹介に加え、企画から設計・保守運用まで製造業の製品ライフサイクル全体を“ワンストップ”で支える「エンジニアリングDX」ソリューションをご紹介します。CAE・AR/VR・IoT・デジタルツイン・クラウド技術を駆使することで、企業のDX実現に本当に役立つ最先端情報をラインナップいたしました。
変革に果敢に挑みビジネスを推進する責任者の皆様や、現場の課題に取り組む設計者/解析者の皆様に、お役立ていただければ幸いです。
開催概要
- 日時:2021年9月15日(水)~9月17日(金)
- 対象者:
- Ansysを中心とした各種CAE製品をご導入いただいているお客様
- 各種、CAE製品の導入をご検討中のお客様
- DXによるものづくりの進化に関心をお持ちのお客様
- 参加費:無料(Webサイトにて事前登録制)
- 主催:サイバネットシステム株式会社
- 詳細・申込:https://cybernet-solution-live.event-info.com
主な見どころ
【基調講演①】
『ブラザー工業のCAE これまでとこれから ~経営に貢献する基盤技術を目指して~』
ブラザー工業株式会社
開発センター 技術革新部
岩田 尚之 様
ブラザー工業がCAEを導入して30年以上になりますが、経営課題に合わせて大きく3つの時代がありました。3DCADの導入効率を高めるためにCAE一体運用環境を目指したITシステム時代。その後、手戻り工数削減を追求するため、設計基盤を目指しメカ系開発部が推進した第2の時代。近年は開発センターの一部門として社内CAEの中枢を担いつつ、自社にとって未経験な事業領域の製品開発で頼りになる機能集団を目指す第3の時代に入っています。本講演ではボトムアップ型であるブラザー工業のCAEが経営課題に貢献するため、どのような取組みを実践し、いかに歩んできたのかについてご紹介します。
【講演者略歴】
2008年 ブラザー工業株式会社に中途入社(建設業からの転職)
材料特性や材料構成式に注力したCAEを推進
2012年 レーザープリンタ―の定着器や現像器の先行技術開発リーダー
CAEと計測分析を積極導入した開発スタイルの構築
2018年 中期計画に従い、全ての既存事業を対象に範囲拡大
範囲拡大に伴いCAEの方向性を開発効率向上から価値創造に変更
2021年 保有する全CAE技術を投入し新規事業製品をサイバー空間で開発
「フォークリフト用フロンレススポットクーラー」をリリース
【基調講演②】
『試験及び産業装置におけるDXの活用と貢献』
エムティエスジャパン株式会社
代表取締役 西久保 武 様
実験とCAEの連携はVプロセスの右側と左側に代表されるように、解析結果の検証とフィードバックの関係が構築されています。材料特性は解析を行う上で欠かすことのできないものであり、それらは正確な材料試験の結果から得られます。また、製造物の評価試験は実現象の再現という観点に加えて、CAEでの解析と等価の入力を正確に与えるという要求も増しています。その結果「早く、正確に、タイムリーに」検証、試験結果を戻すことが益々求められてきています。
この様な要求の変化に対して、試験装置の安定稼働の要求が高まり、突発的な不具合での停止の削減、現地での復旧作業の迅速化がこれまで以上に重要な課題となっています。これらは試験装置だけにとどまらず、全ての産業装置・機械に求められるものです。ここではこれらの課題に対してDXの活用と貢献とその取り組みについて述べます。
【講演者略歴】
1988年 エムティエスジャパン株式会社 入社、自動車関連試験装置の営業を経て解析検証グループの事業部長としてCAEとの連携、実験ベースのモデリング、エンジニアリングサービスを展開
2005年 IDIADAオートモーティブ・テクノロジー カントリーマネージャ、衝突安全性の解析、実験、欧州向け車両の開発プログラムの受託、プロジェクトマネージメントを務める
2014年 ブリュエル・ケアー カントリーマネージャ、エンジニアリングサービスをスタートし、実験とCAEを組み合わせたハイブリットシミュレーションのプロジェクトを展開した
2019年 エムティエスジャパン株式会社 代表取締役就任、現在に至る
【招待講演】製造開発現場におけるCAE活用事例
Ansys製品などのCAEソフトウェアについて、開発・製造現場の最新事例をご紹介いただきます。
<講演予定の企業>※五十音順
AGC株式会社、株式会社エリジオン、大阪府立大学大学院
オリンパス株式会社、株式会社キグチテクニクス、KYB株式会社
株式会社JVCケンウッド、中外炉工業株式会社、株式会社ピエクレックス
PTCジャパン株式会社、株式会社MAZIN、理化工業株式会社
サイバネットについて
サイバネットシステム株式会社は、CAEのリーディングカンパニーとして、30年以上にわたり製造業の研究開発・設計関係部門、大学・政府の研究機関等へ、ソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティングを提供しています。また、IT分野では、サイバー攻撃から情報資産を守るエンドポイントセキュリティやクラウドセキュリティなどのITセキュリティソリューションを提供しています。近年では、IoTやデジタルツイン、ビッグデータ分析、AI領域で、当社の得意とするCAEやAR/VR技術と組み合わせたソリューションを提案しています。
企業ビジョンは、「技術とアイデアで、社会にサステナビリティとサプライズを」。日々、多様化・複雑化する技術課題に向き合うお客様の課題を、期待を超える技術とアイデアで解決し、更にその先の変革へと導くことを目標に取り組んでまいります。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
記載されている会社名および製品名は、各社の商標および登録商標です。
本件の参照先:https://www.cybernet.jp/company/about/news/press/2021/20210707.html