アドビ、マイクロソフトおよびSAP、新世代の顧客体験を実現するOpen Data Initiativeを発表 (2018年9月25日)


顧客企業は、互いにデータを接続し、強力なインサイトのもとAIによるインテリジェントなサービスの提供が可能に

※当資料は、2018年9月24日に米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です。

米国カリフォルニア州サンノゼ発:Adobe(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)、マイクロソフト(Nasdaq:MSFT)およびSAP(NYSE:SAP)の3社のCEOは米国で開催したMicrosoft IgniteにてOpen Data Initiative(ODI)を共同で発表しました。長年にわたり提携してきた3社は、企業が自社のデータからさらに大きな価値を引き出すと共にワールドクラスの顧客体験をリアルタイムで提供することを支援し、それによる新たなカスタマーエクスペリエンスマネジメント(CXM)を実現します。

今日の世界においてデータは企業の最も価値ある資産です。しかし企業の多くは社内でサイロ化された情報を十分に活用できず、そのため顧客との関わりや業務の完全な把握を行うことができません。また同時に、重要な顧客情報は中間サービスや第三者のプロバイダーが持つ社外の情報サイロの中にも存在し、適切な情報の利用やインテリジェンスの蓄積、最終的には自社のデータからリアルタイムで大きな価値を引き出すことでもたらされる顧客へのより良い製品やサービス提供に制約が生じています。

アドビ、マイクロソフトおよびSAPのソフトウェアとサービスは、世界中の企業によって製品開発、業務運営、財務、マーケティング、営業、人事などといった業務に利用されています。3社はこの度、各社共通のお客様がその能力をさらに高められるよう、以下の3つの原則に基づく共通のアプローチと一連のリソースを含むOpen Data Initiativeを発表しました。

  • すべての企業と組織が、自らが所有するデータについて完全かつ直接的なコントロール能力を維持する
  • お客様がAIによるビジネスプロセスを活用し、行動と業務運営に関する統一されたデータからインサイトとインテリジェントを引き出すことができる
  • 広いパートナーエコシステムがオープンかつ拡張性のあるデータモデルを容易に活用できるようにする

Open Data Initiativeはこれらの原則に基づき、データのサイロを解消し、同じ基準や尺度で顧客に関する情報やデータを共有できるようにすることで、企業によるデータのコントロールとプライバシーやセキュリティイニシアティブを支援することに注力します。組織全体にわたるデータ利用の改善により、企業はAIや高度な分析をより容易に利用できるようになり、重要なデータを持つビジネスアプリケーションの有効性を高めることができます。さらに、AIをエンジンとする新たなカテゴリーのサービスを自社の顧客に提供できるようになります。

アドビのCEOであるシャンタヌ ナラヤン(Shantanu Narayen)は次のように述べています。「アドビ、マイクロソフトおよびSAPは、カスタマーエクスペリエンスマネジメントというカテゴリーを刷新するための提携を結びました。この3社が結集することにより、企業は膨大な量の顧客データを把握すると共にそれに対してアクションを起こし、パーソナライズされた顧客体験をリアルタイムかつ大規模に提供できるようになります。」

マイクロソフトのCEOであるサティア ナデラ(Satya Nadella)氏は次のように述べています。「マイクロソフトはアドビおよびSAPと共に、企業が自社の顧客とビジネスを従来不可能だったレベルで把握することを支援する重要な第一歩を踏み出しました。あらゆる企業や組織は、予測能力、自動化されたワークフローおよび最終的には業績改善のための、AIをエンジンとするデジタルなフィードバックループを構築することのできる極めて大きな機会を手に入れます。」

SAPのCEOであるビル マクダーモット(Bill McDermott)氏は次のように述べています。「マイクロソフト、アドビおよびSAPは、顧客体験がもはやセールスマネジメントに関する話題には留まらないことを理解しています。CEOは社員全員が社外の人々への業務提供に注力できるよう、従来の情報サイロを破壊しようとしています。このOpen Data Initiativeは、企業が自社の顧客に関して同じ基準や尺度で顧客に関する情報やデータを共有できるようにすることで、それに基づくビジネスの遂行を可能にします。」

Open Data Initiative実現のため、3社はそれぞれのアプリケーションとプラットフォームである、Adobe Experience CloudとAdobe Experience Platform、Microsoft Dynamics 365およびSAP C/4HANAとS/4HANAの間での相互運用性とデータ交換を、共通のデータモデルを通じて高める計画です。このデータモデルにより、Microsoft Azure上にある共通のデータレイクを利用できるようになります。この統一されたデータリポジトリを通じ、ユーザー企業には自ら選択した開発ツールとアプリケーションを使ったサービス構築と展開が可能になります。

Open Data Initiativeにより、ユーザー企業は以下が可能になります。

  • データをサイロから解放し、それらの間で調和を取ることにより新たな価値を作り出す
  • 取引、業務、顧客、あるいはIoTデータについて、優先順位やニーズに基づき共通のデータレイクからの出し入れを双方向で行う
  • データをエンジンとするデジタルなフィードバックループを作成することによってより大きなインパクトをビジネスに与え、また同時にセキュリティとプライバシー関連のコンプライアンス達成を支援する
  • アドビ、SAP、マイクロソフトおよびそれぞれのパートナーが提供するサービスにわたり、データ、関係、およびメタデータをネイティブで理解するインテリジェントなアプリケーションを構築および導入する

The Coca-Cola Company、UnileverおよびWalmartをはじめとする小売および消費者製品のトップ企業の最高情報担当役員(CIO)からも、Open Data Initiativeへのサポートと喜びの声が寄せられています。

The Coca-Cola CompanyのCIOであるバリー シンプソン(Barry Simpson)氏は次のように述べています。「アドビ、マイクロソフトおよびSAPによるこのOpen Data Initiativeは、The Coca-Cola Companyにとって重要かつ戦略的な動きです。お客様を中心とする弊社のデジタルな成長計画は、これら各社のプラットフォームとオープン規格に基づいて構築されています。データマネジメントへのさらに統一されたアプローチを通じ、成長目標を支え、セキュリティ、プライバシー、およびGDPRコンプライアンスを満たす弊社の能力が強化されます。」

UnileverのCIOであるジェイン モーラン(Jane Moran)氏は次のように述べています。「世界の190を超える国の25億人がUnileverの製品を日々使用しています。アドビ、マイクロソフトおよびSAPのOpen Data Initiativeは、全社からのデータをひとつにまとめ、より直接的で意味のある関係をリルタイムで消費者との間に結ぶことにより、カスタマーエクスペリエンスマネジメントを刷新することのできる重要な取り組みです。」

Walmartのエグゼクティブバイスプレジデント兼エンタープライズCIOであるクレイ ジョンソン(Clay Johnson)氏は次のように述べています。「Open Data Initiativeの発表とOpen Data Initiativeがもたらしてくれる価値に興奮しています。データへの接続とそのパワー活用が改善することにより、社員の体験を高めると共に、オンラインか店頭かを問わず、お客様にサービスを提供するためのまったく新しい手段を構築できるようになります。」

各社によるOpen Data Initiativeに関するサイト(英語)
マイクロソフト:https://www.microsoft.com/opendatainitiative
アドビ:https://www.adobe.com/experience-platform/open-data-initiative.html
SAP:http://www.sap.com/opendatainitiative

マイクロソフトについて
Microsoft (Nasdaq “MSFT” @microsoft) は、モバイル ファースト&クラウド ファーストの世界におけるプラットフォームとプロダクティビティのリーディングカンパニーで、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。

SAPについて
SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアにおけるマーケットリーダーとして、あらゆる業種におけるあらゆる規模の企業を支援しています。SAPは、企業が市場での優位性を保持するため、バックオフィスや役員会議室、倉庫や店頭で、さらにデスクトップ環境やモバイル環境などにおいて、企業がより効率的に協業を行い、より的確なビジネス判断を行うための様々なソリューションを提供します。
企業が継続的な収益性の高い事業を実現することに貢献するSAPのアプリケーションやサービスは、世界各国およそ404,000社の顧客企業に利用されています。
詳細はhttp://www.sap.com (英語)をご参照ください。

アドビについて
アドビは、世界を動かすデジタル体験を提供します。アドビ システムズ 株式会社はその日本法人です。詳細な情報は、webサイトを参照ください。

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