シーメンス、TASS Internationalを買収して同社の自動運転関連ソリューションを自社のポートフォリオに追加 (2017年9月1日)


この資料は2017年8月30日にドイツ・ミュンヘンより発表されたプレスリリースを翻訳したものです。

  • シミュレーション・ソフトウェアとエンジニアリング/テスト・サービスのグローバル・プロバイダーを買収して、シーメンスの自動車業界向けPLMソフトウェア製品をさらに強化
  • 主に自動運転システム、総合安全システム、先進運転支援システム、タイヤのモデリングを対象としたソリューションを取得
  • 両社のソリューションを組み合わせることで、自動運転システムの検証と妥当性確認を先行して実行できるユニークな統合ソリューションの提供が可能に

シーメンスは、自動運転システム、総合安全システム、先進運転支援システム(ADAS)、タイヤのモデリングを対象に主に自動車業界にシミュレーション・ソフトウェアとエンジニアリング/テスト・サービスを提供しているグローバル・プロバイダーのTASS International(本社:オランダ・ヘルモント)を買収することになりました。TASS Internationalは、シーメンスのビジネスユニットであるシーメンスPLMソフトウェアのポートフォリオをさらに強化する豊富なソリューション・ファミリーを開発しており、同社の製品が加わることで、シーメンスは世界中の自動車業界にシステム駆動型の製品開発ソリューションを提供するリーディング・サプライヤーとなります。

シーメンスデジタルファクトリー事業本部のCEOであるJan Mrosikは、「自動車業界はシーメンスが最重要視している業界であり、TASS Internationalの買収は、シーメンスがデジタル・エンタープライズ・ソリューションの完全なポートフォリオを揃え、自動車関連企業がデジタル変革を実現して、デジタライゼーションからあらゆる可能性を引き出し、その恩恵をフルに活用できるようにするという当社のコミットメントのひとつの証です。TASS Internationalは、自動車業界でますます重要性が増している自動運転と安全性の2つのエンジニアリング領域で実績を積み上げている業界リーダーです。同社の強みとシーメンスのPLM製品を組み合わせることで、自動車業界が抱える今日の課題にこれまで以上に強力に対応できるようになります」と述べています。

自動車業界では、アクティブセーフティ技術と先進運転支援システムの標準搭載化が進み、コネクテッド自動運転自動車への関心が高まるなか、自動車のバーチャルとリアルの検証と妥当性確認に対する新しいニーズが生まれています。

TASS InternationalのCEOのJan van den Oetelaar氏は、「シーメンスPLMソフトウェアのポートフォリオは、TASS Internationalとそのお客様に大きなチャンスを与えるものであり、コネクテッド自動運転分野における安全重視のアプリケーション開発に拍車を掛けます。当社のエンジニアリング/テスト・サービスがこれから、世界中のシーメンスのお客様に広まっていくことになります。当社がシーメンスに統合されれば、長期にわたって安定した環境を築き、膨大な知識基盤を形成できることが期待されます。これにより、自動車業界だけでなく世界中の政府機関に恩恵をもたらす複雑な自動車機能の検証と妥当性確認のための統合ツールチェーンを構築できます」と述べています。

TASS Internationalは主に自動車業界に向けた自動運転ソリューションと総合安全性(アクティブセーフティとパッシブセーフティ)に注力しています。自動車メーカーやサプライヤー、政府機関に向けた同社のPreScanソフトウェアは、複雑な交通シナリオのシミュレーション、自動運転ソリューションと先進運転支援システムのバーチャル検証を可能します。また乗員の安全性をモデリングできる業界屈指のMadymoソフトウェアは、自動車衝突時の乗員に与える影響をシミュレートできます。さらにDelft-Tyreソフトウェアは、自動車の動力学運転性能、ハンドリング性能のシミュレーションのための極めて正確なタイヤ・モデルを作成できます。

今後、TASS Internationalのシミュレーション・ソフトウェアは、シーメンスの高度なシミュレーション・ポートフォリオのSimcenter(TM)と、シーメンスが先ごろ買収したMentor GraphicsのEDA(Electronic Design Automation)ソリューションに組み込まれます。これにより、先進運転支援システムと自動運転システムの検証と妥当性確認を先行して実行できるユニークな完全統合ソリューションの提供が可能になり、シーメンスは自動運転自動車のための世界で最も完全なシステム駆動型製品開発ソリューションのプロバイダーとなります。

シーメンスはTASS Internationalの株式を100%取得して、シーメンスデジタルファクトリー事業本部のビジネスユニットであるシーメンスPLMソフトウェアに事業統合します。TASS Internationalの従業員数は200名、年間売上高は2,700万ユーロです。買収は2017年9月上旬に完了する予定です。両社は買収の金銭的な条件を開示しないことに合意しています。

シーメンスPLMソフトウェアについて
シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンスデジタルファクトリー事業本部のビジネスユニットです。製造業がイノベーションを実現するための新たな機会を創出し、産業のデジタル変革を牽引するソフトウェア・ソリューションを提供して世界をリードするグローバル・プロバイダーです。米国テキサス州プラノを本拠地とし、これまで世界140,000社以上のお客さまにサービスを提供しています。シーメンスPLMソフトウェアは、あらゆる規模のお客様と協働して、アイデアの実現方法、製品の実現方法、稼働中の製品や設備資産の有効活用と状況把握の方法を変革できるよう支援しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する詳細は、www.siemens.com/plmにてご覧いただけます。

シーメンスAG について

シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、165年以上もの間、卓越したエンジニアリングとイノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業であり続けています。電化、自動化、デジタル化の分野を中心に世界200カ国以上で事業を展開しています。シーメンスはエネルギー効率に優れた省資源技術を世界でもっとも多く提供している企業のひとつであり、海洋風力発電の建造では世界一、コンバインドサイクル発電では主要サプライヤー、送電ソリューションでは大手プロバイダー、そしてインフラストラクチャー・ソリューションならびに産業向け自動化ソリューションとソフトウェア・ソリューションのパイオニアです。さらにシーメンスは、コンピューター断層撮影や磁気共鳴画像診断システムなどの医用画像診断装置の大手サプライヤーでもあり、また臨床診断および臨床情報技術のリーダーでもあります。2016年9月30日を期末とする2016年度における売上は796億ユーロ、営業利益は56億ユーロでした。2016年9月末現在の全世界の社員数は351,000人です。シーメンスに関する詳細はwww.siemens.comにてご覧いただけます。

注意:SiemensおよびSiemensのロゴはSiemens AGの登録商標です。Simcenterは、米国およびその他の国におけるSiemens Product Lifecycle Management Software Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他の商標、登録商標、サービス・マークはそれぞれ各所有者に帰属します。

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