SAP、史上最高となる2012年度第4四半期および通年の業績を発表(2013.1.24)


通年のNon-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は17%増の132億ユーロ

(本リリースは、1月23日に弊社独本社から発表された発表文の抄訳です)

SAP AG(NYSE:SAP、以下 SAP)は本日、2012年12月31日を決算日とする2012年度第4四半期および通年の暫定決算を発表しました。

  • Non-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は、12四半期連続で2桁成長を達成
  • 見通しを上回る売上を達成:2012年度通年のNon-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は、固定通貨換算ベースで13%増
  • 通年のNon-IFRSベースのソフトウェアおよびクラウドサブスクリプション売上(1)は、21%増の50億ユーロ(固定通貨換算ベースで17%)
  • イノベーションが実を結び、2012年度通年のソフトウェア売上に著しく貢献:「SAP HANA(R)」が3億9,200万ユーロ、モバイルが2億2,200万ユーロを達成
  • クラウドの勢いが加速:クラウド分野の年間予測売上(ランレート)が8億5,000万ユーロ近くに(2)
  • 2012年度通年のNon-IFRSベースの営業利益は、11%増の52億1,000万ユーロ(固定通貨換算ベースでは、50億5,000万ユーロ~52億5,000万ユーロの見通しに対し、前年比7%増の50億2,000万ユーロに)

■2012年度第4四半期および通年の事業ハイライト

SAPは2012年、過去最高の売上を達成しました。Non-IFRSベースの総売上は、前年同期比14%増の160億ユーロ超となりました。Non-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は、前年同期比17%増の132億ユーロでした。Non-IFRSベースのソフトウェアおよびクラウドサブスクリプション売上は、前年同期比21%増の50億ユーロでした。

2012年度第4四半期、SAPは全体的に著しい成長を遂げました。アジア太平洋・日本地域では、ソフトウェア売上が非常に堅調でした。EMEA地域では、先行き不透明の市場環境が続く中、目覚ましい業績を達成しました。南北中央アメリカ地域では、前年同期比では厳しい状況の中、堅調なソフトウェア売上を達成しました。SAP HANA、モバイル、クラウドの主要なイノベーション分野では、類を見ない成長を達成しました。SAP HANAの第4四半期の業績は目覚ましいもので、ソフトウェア売上が約2億ユーロに到達し、通年については約4億ユーロの売上となりました。SAPのモバイル事業は、ソフトウェア売上に2億2,000万ユーロ以上の貢献を果たし、通年の売上目標を達成しました。

SAPのクラウド事業での旺盛な勢いは、第4四半期も継続しました。SAPの2つのクラウド部門(クラウドアプリケーションとAriba社)の総売上で構成される、クラウド分野の年間予測売上(ランレート)は、8億5,000万ユーロ近くとなっています。SAPのクラウドアプリケーション部門単体では、12カ月間の新規およびアップセルの利用料金は、この第4四半期に9倍に増加しました。これは、SAPの2011年度の業績にSuccessFactors社を組み入れたとしても、102%(3)という3桁の成長率になります。SuccessFactors社の単体ベースでは、12カ月間の新規およびアップセルの利用料金は、95%増加しました。

SAPの共同CEOのビル・マクダーモット(Bill McDermott)とジム・ハガマン・スナーベ(Jim Hagemann Snabe)は、次のように述べています。「SAPは2012年、消費者のリアルタイムなニーズにお応すえることで、最良のビジネスをサポートしてきました。また、主力イノベーションであるSAP HANAへの投資を行い、クラウド分野で業界最高のポートフォリオを強化しました。さらに、モバイルデバイスを通じ、どこでも利用可能な業種別ソリューションも提供しました。当社の勢いは、過去に前例のないほど強力なものとなっています。2015年の目標達成に向けて、現在は良好なポジションを確立しています」

SAPのCFO、ワーナー・ブラント(Werner Brandt)は、次のように述べています。「通年のNon-IFRSベースのソフトウェアおよびクラウドサブスクリプション売上は、21%増となる50億ユーロを達成しました。SAP HANAとクラウドの主要イノベーションは、売上全体に非常に力強く貢献しました。2013年にも、これまでの2桁成長の勢いを継続しつつ、収益性のさらなる向上を図れるものと、当社は自信を持っています」

(1)2012年度の第4四半期および通年以降の業績発表では、SAPの損益計算書の売上の項目には、既存の項目である「ソフトウェア売上」と「クラウドサブスクリプションおよびサポート売上」の小計による新たな項目として、「ソフトウェアおよびクラウドサブスクリプション売上(Software and Cloud Subscriptions Revenue)」が組み入れられます。この小計に含まれる項目の内容、および損益計算書に記載されるその他すべての項目の内容には、変更はありません。

(2)年間予測売上(ランレート)は、SAPの2つのクラウド部門(クラウドアプリケーションとAriba社)の総売上によって算出され、(将来的に成長する以前の)Ariba社を含むものとなっています。年間予測売上(ランレート)は、第4四半期のクラウド部門の総売上を抽出し、これを4倍することで計算されます。

(3)12カ月間の新規およびアップセルの利用料金の2012年度第4四半期の前年同期比成長率は、SAPのクラウドアプリケーション事業(Ariba社を除く)に関連するものです。これは、2011年1月1日時点でSuccessFactors社の買収が完了していたと仮定する、見込成長率です。Non-IFRS料金に関する詳細は、「Non-IFRS指標に関する説明(Explanation of Non-IFRS Measures)」をご覧ください。

【業績の詳細】

■2012年度第4四半期ハイライト

IFRSベースのソフトウェア売上は、前年同期比9%(固定通貨換算ベースでは8%)増の19億3,700万ユーロ(2011年=17億7,900万ユーロ)となりました。IFRSベースのソフトウェアおよびクラウドサブスクリプション売上は、前年同期比16%増の20億6,000万ユーロ(2011年=17億9,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースのソフトウェアおよびクラウドサブスクリプション売上は、前年同期比17%(固定通貨換算ベースでは16%)増の21億ユーロ(2011年=17億9,000万ユーロ)となりました。IFRSベースのソフトウェアおよびフトウェア関連サービス売上は、前年同期比14%増の42億3,000万ユーロ(2011年=37億2,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は、前年同期比15%(固定通貨換算ベースでは13%)増の42億7,000万ユーロ(2011=37億2,000万ユーロ)となりました。IFRSベースの総売上は、前年同期比12%増の50億2,000万ユーロ(2011年=45億ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの総売上は、前年同期比12%(固定通貨換算ベースでは11%)増の50億6,000万ユーロ(2011年=45億ユーロ)となりました。

IFRSベースの営業利益は、前年同期比5%減の15億9,000万ユーロ(2011年=16億7,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの営業利益は、前年同期比10%(固定通貨換算ベースでは9%)増の19億6,000万ユーロ(2011年=17億8,000万ユーロ)となりました。IFRSベースの営業利益率は、前年同期比5.4パーセンテージポイント減の31.7%(2011年=37.1%)でした。Non-IFRSベースの営業利益率は、前年同期比0.8パーセンテージポイント減の38.8%(2011年=39.6%)、固定通貨換算ベースでは前年同期比0.6パーセンテージポイント減の39.0%でした。

2012年度第4四半期のIFRSベースの営業利益およびIFRSベースの営業利益率は、株式報酬費用1億8,500万ユーロ(2011年=100万ユーロ)と買収関連費用1億5,100万ユーロ(2011年=1億1,600万ユーロ)の影響を受けています。新たな株式報酬制度の導入と、2012年度のSAPの株価の好調な実績などにより、株式報酬費用は大幅に拡大しました。

第4四半期のグループ全体のフルタイム換算(FTE)従業員数の前四半期比での増加数は、内部成長によるものが304人で、(Ariba社の買収を含む)全体的な増加数は約3,100人となりました。

IFRSベースの税引き後利益は、前年同期比8%減の11億ユーロ(2011年=12億ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの税引き後利益は、前年同期比6%増の13億5,900万ユーロ(2011年=12億7,700万ユーロ)となりました。IFRSベースの基本1株当たり利益は、前年同期比8%減の0.93ユーロ(2011年=1.01ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの基本1株当たり利益は、前年同期比7%増の1.14ユーロ(2011年=1.07ユーロ)となりました。2012年度第4四半期のIFRSベースの実効税率は27.7%(2011年=26.3%)でした。2012年度第4四半期のNon-IFRSベースの実効税率は28.5%(2011年=26.4%)でした。

■2012年度通年ハイライト

IFRSベースのソフトウェア売上は、前年度比13%増(固定通貨換算ベースでは10%)増の46億6,000万ユーロ(2011年=41億1,000万ユーロ)となりました。IFRSベースのソフトウェアおよびクラウドサブスクリプション売上は、前年度比19%増の49億3,000万ユーロ(2011年=41億3,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースのソフトウェアおよびクラウドサブスクリプション売上は、前年度比21%増(固定通貨換算ベースでは17%)増の50億ユーロ(2011年=41億3,000万ユーロ)となりました。IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は、16%増の131億6,000万ユーロ(2011年=113億2,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は、17%増(固定通貨換算ベースでは13%)増の132億5,000万ユーロ(2011年=113億5,000万ユーロ)となりました。これは、Non-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上の見通し(固定通貨換算ベースで10.5~12.5%の範囲)の上限をも上回るものです。IFRSベースの総売上は、前年度比14%増の162億2,000万ユーロ(2011年=142億3,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの総売上は、前年度比14%(固定通貨換算ベースでは10%)増の163億ユーロ(2011年=142億6,000万ユーロ)となりました。

IFRSベースの営業利益は、前年度比17%減の40億6,000万ユーロ(2011年=48億8,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの営業利益は、前年度比11%増の52億1,000万ユーロ(2011年=47億1,000万ユーロ)となりました(固定通貨換算ベースでは7%増の50億2,000万ユーロ)。これは、SAPによるNon-IFRSベースの営業利益の見通し(固定通貨換算ベースで50億5,000万ユーロ~52億5,000万ユーロの範囲)を若干下回っています。その理由としては、主要なイノベーションに対する継続的な投資と、SAPのグローバルなgo-to-market活動の拡大が挙げられます。IFRSベースの営業利益率は、前年度比9.2パーセンテージポイント減の25.1%(2011年=34.3%)でした。Non-IFRSベースの営業利益率は、前年度比1.0パーセンテージポイント減の32.0%(2011年=33.0%)、固定通貨換算ベースでは前年度比1.1パーセンテージポイント減の31.9%でした。

2012年度通年のIFRSベースの営業利益およびIFRSベースの営業利益率は、株式報酬費用5億1,900万ユーロ(2011年度:6,800万ユーロ)と買収関連費用5億3,700万ユーロ(2011年度:4億4,800万ユーロ)の影響を受けています。新たな株式報酬制度の導入と、2012年度のSAPの株価の好調な実績などにより、株式報酬費用は大幅に拡大しました。さらに、2011年度通年については、TomorrowNowの訴訟引当金の減少により、TomorrowNowの非継続事業から多額の利益が生まれました。これは、SAPの2011年度通年のIFRSベースの営業利益率に、5.1パーセンテージポイントのプラスの影響を及ぼしました。こうした理由により、2012年度と2011年度のIFRSベースの利益と利益率は、完全に比較できるものではありません。

2012年度通年の営業利益および営業利益率は、SAPのグローバルなgo-to-market活動とクラウド事業に対する、同社の継続的な投資に影響を受けました。グループ全体のフルタイム換算(FTE)従業員数は、前年比で約8,700人増加しました(うち4,800人が買収によるもの)。

IFRSベースの税引き後利益は、前年度比18%減の28億3,000万ユーロ(2011年=34億4,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの税引き後利益は、前年度比7%増の36億1,000万ユーロ(2011年=33億7,000万ユーロ)となりました。IFRSベースの基本1株当たり利益は、前年度比18%減の2.37ユーロ(2011年=2.89ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの基本1株当たり利益は、前年度比7%増の3.03ユーロ(2011年=2.83ユーロ)となりました。2012年度通年のIFRSベースの実効税率は26.1%(2011年=27.9%)でした。2012年度通年のNon-IFRSベースの実効税率は27.4%(2011年=26.6%)でした。

営業キャッシュフローは、前年度比3%減の36億5,000万ユーロ(2011年=37億8,000万ユーロ)でした。フリーキャッシュフローは、前年度比7%減の31億1,000万ユーロ(2011年=33億3,000万ユーロ)でした。総売上を占めるフリーキャッシュフローの割合は、19%(2011年=23%)でした。2012年12月31日時点での現金および現金等価物、短期投資を含むSAPグループ全体の流動資金は、24億9,000万ユーロ(2011年12月31日=56億ユーロ)でした。2012年12月31日時点での純流動資金は、2011年12月31日時点で16億4,000万ユーロだったのに対し、マイナス25億ユーロでした。純流動資金の減少の主な理由としては、年間の株主配当金支払と、2012年度中に発生した、SuccessFactors社およびAriba社の買収が挙げられます。

■今後の見通し

2013年度通年の見通しは以下の通りです。

  • 2013年度通年のNon-IFRSベースのソフトウェアおよびクラウドサブスクリプション売上は、固定通貨換算ベースで14%~20%の範囲で増加する(2012年=50億ユーロ)と予想しています。こうした成長の一端を担うことになる、2013年度通年のNon-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、固定通貨換算ベースで約7億5,000万ユーロと予想されます(2012年=3億4,200万ユーロ)。
  • 2013年度通年のNon-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は、固定通貨換算ベースで11%~13%の範囲で増加する(2012年=132億5,000万ユーロ)と予想しています。
  • 2013年度通年のNon-IFRSベースの営業利益は、固定通貨換算ベースで58億5,000万ユーロ~59億5,000万ユーロの範囲(2013年=52億1,000万ユーロ)と予想しています。
  • 2013年度通年のIFRSベースおよびNon-IFRSベースの実効税率については、それぞれ25.5%~26.5%(2012年=26.1%)および27.0%~28.0%(2012年=27.4%)と予想しています。

■その他の補足情報

上記の財務情報は、2012年2月21日を開始日とするSuccessFactors社の買収、および2012年10月1日を開始日とするAriba社の買収の結果を反映したものです。「Non-IFRS指標に関する説明(Explanation of Non-IFRS Measures)」に記載するものを除き、買収日以前の各社に関する数値は、SAPの業績には反映されていません。

■本社プレスリリースの原文はこちらをご参照ください。

SAP Announces Record Full Year and Fourth Quarter 2012 - Full Year 2012 Non-IFRS Software and Software-Related Service Revenue

Increases 17% to 13.2 EUR Billion

< http://www.sap.com/news-reader/index.epx >

以上

SAPについて

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