ダッソー・システムズ、クラウドを開始


ダッソー・システムズ、クラウドを開始(CIMdata論評)
Dassault Systemes takes to the Cloud
2011年7月14日

 ダッソー・システムズ社は、6月26日と27日、ラ・デファンス (La Defense、まさにパリからセーヌにかけての商業地域) で、社の年に一度のIndustry Analystイベントを開催しました。過去の習慣のように、ダッソー・システムズ社のパートナーイベントである Application Innovationサミット (AIS) と連携して開催されました。このイベントの改名はそういうものとして重要であり、V6アーキテクチャのために発展しているパートナーベースへのダッソー・システムズの新たな献身を表すものです。社の成功しているCAAパートナーシッププログラムの第二世代であるCAA2は、最終的にパートナーにV6プラットホームでの密統合しているアプリケーションを構築するために必要なツールを提供します。CAAアプリケーションの広がりはハイエンドCAD市場に於いてV5プラットホームを強力な競争力にし、これにより、ダッソー・システムズはV6の背景に同様なその強靭さを移し込んでいます。

 スケジューリング上の問題で、2日目の基調講演にベルナルド・シャーレスがステージに立つことになりましたが、彼は失望させませんでした。彼は、企業の生命には「特別な瞬間 (special moments)」があると述べ、この瞬間について、彼がダッソー・システムズが「PLMを発明した」と主張した1999年と比較しました。シャーレス氏のスピーチはいくつかのテーマに焦点を当てました:

  • 「私たちの信念:仮想世界 (virtual world) は、実世界 (real world) を広げ、改良します。」
  • 「私たちの夢:製品、自然、および人生を調和させる3D仮想世界 (3D virtual universes)」
  • 「私たちの目的:ダッソー・システムズが製品、自然、および人生を調和させる持続可能な革新能力をかき立てるために3D lifelike universesを持ってビジネスと人々に提供します」

 彼は、最近のダッソー・システムズの戦略プレゼンテーションからいくつかの一般的なビジュアル要素を用いて「私たちの戦略」について説明し続けました:V6の製品ライフサイクルのための中心的イメージであるスパイラル;11の業界業種の適用範囲;教育、リサーチ、ソサエティ、並びにビジネス (その伝統的なホーム) の支持者層をカバーするために勢力範囲を拡大しているダッソー・システムズ;そして、これらの拡大した市場に手にするために直販とチャンネルパートナーの両方を用いるダッソー・システムズのGo to Market戦略。彼は、「私たちの戦略の基盤」はもちろんV6プラットホームであることを述べて行きました。今年のスピーチの1つのユニークの見方が、CPGとファッションに於けるダッソー・システムズの業界取組努力をリードするモニカ・メンジーニ氏 (Ms. Monica Menghini) にシャーレス氏がステージを渡したことです。彼女の熱烈なスピーチは、競争ではマッチすることができないユニークなビジネス価値を生み出すために、ダッソー・システムズが如何に「3D lifelike experience」を使用するかに焦点が向けられました。2日間、「エクスペリエンス (experience - 経験・体験) 」という用語は非常に柔軟 (elastic) なもので、小売業者に新しい製品コンセプトをテストするために素早く仮想の小売のエクスペリエンスを創作することを手伝う3DVIA Shopperのようなものや、CPG (consumer packaged goods) や食品製品におけるより伝統的な過程製造シミュレーションについて多くが参照されていました。アプローチについて議論の一つですが、確かに、ダッソー・システムズはそれに多額を賭けています。彼らは公的に2014年までに社の収益を倍にする自身の計画を述べ、シャーレス氏はダッソー・システムズはそのために今後,研究開発にe1.2 billionの投資をしたいと自信を示しました。ダッソー・システムズのCFOのチボー・デ・テルサント氏 (Thibault de Tersant) によるアナリスト向けの後のセッショッでは、社が実際にどうこれらの数字を達成するかに関する綿密な計画を発表しました。

 社のクラウド戦略を綿密に練り上げたのがダッソー・システムズのR&DのシニアEVPのドミニク・フロアック (Dominique Florack) でした。ダッソー・システムズが2008年にV6を発表した際、V6の価値の1つが、「オンライン (online)」であることが述べられましたが、社は、これまでその価値を収益事業化するために少ししか発表していませんでした。 (過去のイベントでは、ダッソー・システムズのエグゼティブは、事前の紹介があり、3DVIA Mobileや3DVIA Scenesなどのようなものではそれら流しテストするようなものでした。) それは先の週のパリで変化しました。フロアックによると、「オンラインは止められない」です。ダッソー・システムは社のSaaS (Software-as-a-Service) の提供 (provisioning) を使いマネージする計画をするクラウドプロバイダー、Outscaleのフランスでの立ち上げの投資を発表しました。では、彼らは実際に何に提供しようとしているのしょうか? 3DStore (社のオンラインストア) は現在、14の製品提供を記載します。直近の2回のSolidWorks Worldイベントで発表をフォローアップし、ダッソー・システムズはクラウドベースのn!Fuze及びn!Volveのソリューションがオンラインストアで入手可能にしました。これらのコラボレーションソリューションはENOVIAテクノロジーの上で築き上げられています。デモンストレーションでは、n!FuzeがSolidWorksとの密統合が重要なワークグループのユースケースを如何に支援出来るかを見せました。n!Volveは、クラウドベースのオーサリングとコラボレーションのために、V6コラボレーション環境をさらに提供するものです。ダッソー・システムズによると、社の既存のV6オンプレミス顧客の製品提供はn!Volveと動作するように準備されています。アプリケーションは、ダッソー・システムズの先の週の発表であるアマゾンウェブサービス (AWS:the Amazon Web Services) のインフラストラクチャー・アズ・ア・サービス (IaaS:Infrastructure-as-a-Servic) プラトフォームに置かれます。プレスリリースでは、AWSが社のPLMブランドを提供するためのホームであることを述べています。

 昨年このミーティングに名前を寄与したアプリケーション 3DSwYm (See what You mean) は、今年、より際立った役割を持っていました。DraftSightコミュニティのパワーを利用するまでもなく、3DSwYmはインダスリートラックの中に示された「エクスペリエンス」の多くへの中心的なものでした。ダッソー・システムズは、いわば大衆がクラウドを活用させることとしてこのソーシアルコンピューティングプラットホームを見ています。3DSwYmプラットホームの一般的な利用が出来ることで、市場が決断するものでしょう。フロラック氏は、また、「モバイルは避けられないものです」と述べて、ユーザが「後について来る」ことができることに満足しているチャンネルと共にiPad V6アプリケーションの初期バージョンに見せました。

 他のアナリストセッションはダッソー・システムズのブランドCEOの皆さん全て、またインダスリーリーダーからのアップデートを含みました。メッセージはすべてに一貫するもであり、エクスペリエンスは企業の戦略への中核であると言うことした。すべてのブランドがエクスペリエンスの概念を中心に展開をしています。3DVIAブランドのCEO、リン・ウィルソン (Lynne Wilson) は、的を射た所見を述べ、最近の業界誌の中で際立ったものであり、ゲームやウェブで成長した人々が異なったあるいはさまざまな期待を持っており、ダッソー・システムズの戦略への核であることです。パワフルでこれらの期待に応える、使い易いビジネス・アプリケーショは、ダッソー・システムズだけではなく、まだすべてのPLMのコンペティターへの巨大なチャレンジです。少なくとも外面的には、ダッソーシステムが2009年に開始にあたっての下絵であるライフサイエンスでの「biointelligenceプロジェクト」のような、過剰な業界固有のビジネスプロセスからエクスペリエンスへとインダストリーメッセージは2010年からシフトしました。それらのプロセスはまだ存在していますが、それらは「競合他社がなし得ることが出来ないエクスペリエンスをデリバリーする」という総合的なテーマと一致するプレゼンテーションではもはやリードするものではありません。ダッソー・システムズによると、それらのプロセスはオールドスクール (古典的) であり、ダッソー・システムは、インダストリースライドの中で使った他のメッセージに矛盾無く、「Dassault Systemes Way」であるパラダイムのチェンジさせることに疑いもなく努力しています。

 このすべては何を意味しているのでしょうか?ダッソー・システムズはV6に会社を賭けており、V5で可能であったことを超えるV6のソリューションポートフォリオを熟成させるように投資をしているように思えます。ダッソー・システムズは、それを超え、3Dでのコアコンピタンスに活用して、新しい領域に社の相当量の数学と物理学の専門的技術を適用しています。社は、これらの「lifelike experiences」が競争の激しい状況 (ゲーム) を変えると信じており、複数の業種をまたがって大きな市場シェアの獲得を進めるためにビジネスの競合状況を変えて行くでしょう。しかし、11の業種に「フォーカス」するダッソーのような大手の誰もがそうすることが出来るでしょうか? (実際、セッションの中で、彼らはより詳細なサブセグメントの中にそれら業種に「火を付ける (blowing up) 」ことによりさらにその範囲を拡大したいと主張していました。) おそらく、これは単なるだ不適切な単語の選択であるものの、「11業種にサービスを提供する」という実質的なコミットメントだけでも、すべての主要なPLMソリューションのサプライヤーは、販売、マーケティング、R&D、およびサービス間で十分な質をもって行うに苦労しいるものです。今後数年は、それらのエクスペリエンスに基づく業界ソリューションを原動力としたV6へのV5のリレプレースを始めるためにダッソー・システムにとってきわめて重要なものになるでしょう。彼らの伝統的なPLM競合他社は立ち止まってはいません、そして、これらの新業種は、容易に地面を割譲しない多くの現職によって提供されています。まさに継続的なPLM市場のリーダーシップは危機にひんしています。

(文責:江澤 智、2013.5.30 改)


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