"Brave New World" CIMdataの2012年度のPLM Road Map(2012年11月25日)


"Brave New World(素晴らしき新世界)"
CIMdataの2012年度のPLM Road Mapカンファレンスは、満員の観客を前に戦略を 
"Brave New World" CIMdata's 2012 PLM Road Map Conference Goes Strategic Before a Capacity Crowd
2012年11月25日

 最近、CIMdataが開催・運営した製品ライフサイクルマネージメントPLM Road Mapは、以前のカンファレンスから大きくフォーカスを変化させて大きく異なるものになりました。進行中の実装・実行中に関するプレゼンテーション、また展開に於けるビジョン、 a Brave New World - そのアジェンダの副題である「戦略的緊急課題としてのPLM」がPLM Road Mapのテーマとなりました。

 テクノロジーにフォーカスしたカンファレンスの常であるように、PLMの戦略の実施の進展に関するプレゼンテーションとなりました。 PLM Road Mapへの新しい発表者は、 Green Mountain Coffee Roasters、 Schreiber Foods (乳製品) 、ダウケミカルの三社でした。

 ディスクリート製造業にフォーカスしたプレゼンテーションは、ジョージア工科大学の航空宇宙システムデザインラボ(the Aerospace Systems Design Laboratory)、キャタピラー(Caterpillar)、カミンズ(Cummins)、EADS、マーキュリー・マリン(Mercury Marine)、パーカー・ハネフィン・エアロスペース(Parker Hannifin Aerospace)、 ARDEC(the U.S Army's Armament, Research, Development and Engineering Center)、ウォルトネン・エンジニアリング(Waltonen Engineering)、及び ワールプール(Whirlpool)でした。過去数年と同様に、自動車メーカーとそのサプライヤー、 デーナ(Dana)、デルファイ(Delphi)、フォード(Ford)、GM、GKNドライブライン(GKN Driveline,)、ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)、そしてTRWなどすばらしい発表となりました。

 これらのすべての企業は、 コミュニケーションとコラボレーションでの進歩・前進を確実に進め、レガシーシステム、強固な官僚主義、複雑なワークフロー、および専門技術・知識の"サイロ"と格闘する中でどのように成功を得るかについて、みなさんのPLM戦略の進化・展開を詳細に説明しました。

 テーマである「Brave New World」と「戦略上不可欠」は、カンファレンスの拡大を象徴するものでした。これは新製品開発の戦略的ニーズを満たすことを意図したもので、PLMの実装の詳細と戦略的マネジメントを紹介するトラックの二本立てとなりました。昨年のおよそ220人の参加者であったものが、PLM Road Map 2012では300人に近くなり、CIMdata利用のカンファレンスの場所、ミシガン州プリマスにて満席の盛況となりました。

 カンファレンスはどれも目を見張るような啓発をさそるものでした。特に今年は以下の三点です:

マイク・ウイリアムズ氏

 ダウ・ケミカル(Dow)のPLMプロジェクトマネージャ、マイク・ウイリアムズ(Mike Williams)氏は、ERP とMES(製造実行システム)の間の重要なインターフィスとしての「sandwiching」PLMについて述べました。これはダウのコモディティベースでの高価値で少量の特殊化学品に向けての移行に重要な部分となっています。

 ダウ・ケミカル (Dow) のような連続系プロセス製造業者は、PLMソリューション・プロバイダーにとってホットなビジネス・チャンスを提供し、実装のために新鮮な識見を提供することになります。 ダウ・ケミカル(Dow)は、社の変革(Transformation)の一環として、製品を管理し、生産をするためのインテグレーションが行われたエンドツーエンドツー・ソリュションを形成するERP、PLM、MESを追求しています。マイク・ウイリアムズ氏は「PLMは、化学業界ではめったに展開されていません」と 見ていたことを語りました。「これがPLMの戦略と実施計画に対して、多数かつ多様な化学の生産システムのさまざまな要件を網羅することが難しいと判明していたためです」と続けました。

 「高度に資本集約的になった事業として、 ダウ・ケミカル(Dow)は、ERP-PLM-MESをインテグレーションしたソリューションを実装するためには説得力あるニーズを必要としています。 ダウ・ケミカル(Dow)のドライバーは、高い資産活用(総合的な設備の効率 :overall equipment effectivenessやOEE)及びPLMを用いての新製品の迅速な展開です。これには、材料の仕様ならびに機器の能力の両方に十分に調整のとれた明確な定義を必要とします 」

 「ERP実装について ダウ・ケミカルがナンバーワンである理由は、効果的なガバナンスであり、最も具体的には、サーベンス・オクスリー法の金融規制や環境、健康と安全(EH&S)の要件に準拠するためのものです。」 と、ウイリアムズ氏は述べました。「最初の実装フェーズでは、原材料や完成品の両方のグローバル仕様とレシピ・リポジトリのインストールが必要でした。」氏は、先端材料部門が単独で、反応性中間体および原材料でその数は約7倍となり、そのすべてが100以上のさまざまな国で規制されているものを含み、16,000アクティブSKU(Stock Keeping Unit:在庫管理単位)をもっていることを特に言及しました。

ダウ・ケミカルのERP、PLM、MESの複数年の実装は、およそ30%完了しています。

ジョン・ハーシティック氏

 ジョン・ハーシティック(Jon Hirschtick)氏、ソリッドモデリングのパイオニアであるSolidWorksの創設者は、CADとソリッドモデリングソフトウェア企業への歯に衣を着せない課題(欲求不満を感じているエンジニアやデザイナにはある種の励ましにもなる)を披露しました。CADやソリッドモデルデータが新製品開発への最大のインプットであるり、PLMへの関連性は重要なものになります。(ハーシティック氏は、SolidWorksのオーナー、 Dassault Systemesからは退職しました。)

 「CADやソリッドモデリングのベンダーは、単一ベンダーCAD主義というものは生命を失っているという現実について工学(engineering)の面で受け入れなければなりません」と述べ、「ベンダーは、非ネイティブデータが外部からの侵略者ではないことを受け入れなければなりません」と続けました。

 氏は進行中である3つの意味深いなCADの変化を選り分けました:

CADやソリッドモデリングシステムの心臓部分である"カーネル"に於けるジオメトリを表すより良い方法に、エンジニアリングの原理・原則(fundamentals)と物理学のためのより優れた便宜・適応(accommodation)加えること。

マルチコアの中央処理装置(CPU)でのコンピューティング・プラットフォーム、マルチスレッド対応のソフトウェアもまた、巨大のモデル(gigabyte-sized models)やレンダリング、またアップルコンピュータからのハードウェアの使用急増との歩調をそろえることができます。UNIXからマイクロソフト社のWindowsオペレーティング・システムへのプラットフォームへシフトは、オペレーティングシステムやCADプラットフォームで、今、何が起こっているのかに比べて小さなこと。

バーチャル組織の隅々まで細々と断片化し、広範な分散したデザイン・設計プロセス。ハーシティック 氏は、CADベンダーがこれらの投資及びその他の推進に懸命に取り組んでいることを付け加えました。ユーザーは、自身のビジネスに対するかかわり合いを通して考えることが必要であり、ベンダーが推進することを奨励する必要があります。

 氏は、CADシステムのジオメトリカーネルでのフラストレーションがあることを認めています。カーネルは良い解決策がないまま何十年も境界表現(B-rep)のジオメトリに依存してきました。B-repをの代替手段としては、 "voxels”(ゲームや医療用画像処理で使用される三次元体積の画像素子、またはピクセル)とフォールトトレラントモデリングというものがあります。しかし、どちらも工学(engineering)に於いては、ここまでのところ勝っていません。

ディビッド・コール氏

 ディビッド・コール氏、デトロイトベースのCAR(Center for Automotive Research)の名誉会長。コール博士は、近年、自動車メーカーのビジネスモデルが如何に変化してしまったか、また新しいクルマやトラックの開発の大変動が進んでいるかについて指摘・喚起しました。

旧いビジネスモデル vs. 新しいビジネスモデル

  • 垂直統合(Vertical Integration) vs. 仮想統合(Virtual integration)
  • 話すこと(talking) vs. 聞くこと(Listening)
  • 紙ありき(Peper-driven) vs. ペーパーレス(Paperless)
  • 官僚主義(Bureaucracy) vs. 非官僚主義(Anti-ureaucracy)
  • 直線思考(Linear thinking) vs. 並列思考(Parallel thinking)
  • 構造的(Structured) vs. E-イネーブル、柔軟性(E-enable, flexible)
  • リーンしかしスロー(Lean but slow) vs. リーンかつアジャイル(Lean and agile)
  • 物理プロト(Physical prototypes) vs. 仮想プロト(Physical prototypes)
  • コントロール(Control) vs. コラボレーション(Collaboration)
  • お役所的形式主義(Legalistic) vs. 信頼に基づく(Trustful)
  • 個人主義(Individualistic) vs. チームに基づく(Team-centered)
  • 生涯仕事(job for life) vs. 色々と知る(People flow through)
  • キング(Kings) vs. コーチ(Coaches)
  • 一つの視点(Regional focus) vs. グローバルでの視点(Globals Focus)
  • 競合(Competition) vs. 協調(Co-opetition)
  • 買収(Acquisitions) vs. 同盟(Alliances)

 2008~2010年の景気後退と金融引締めの間の業界のもがき・努力から闘争から浮上したことと
 デトロイトの"古い"ビジネスモデルのE.コールズ博士による比較。
 チャートはコール博士のPLM Road Mapのプレゼンテーションから適用。

 デトロイトの業界アナリストの重鎮として広く知られているコール博士は、AutoHarvest協会("Collaborate, Innovate and Win”)の会長であり共同創設者です。AutoHarvestは、コラボレーションを通して前進・発展をサポートし、より豊かでより深い知的財産の共同の場を提供し、業界を刺激させるオープン・イノベーションなマーケット・プレースです。

人、プロセス、テクノロジー

 CIMdataの見解では、PLMは製品開発とその多くの要件に支えるための人、プロセス、技術の橋渡しをするものです。PLM Road Map 2012では、すべて3つは、多くの角度から取り上げられました。

 人:エンジニアリングでの働き手は、よりソーシャルメディアに精通し、ますます多様なスキルセットと文化の両方で進化しています。これはエンジニアリングとPLMのマネージメントにとっての広範な関わりを持っており、とりわけメカトロニクスと組み込みソフトウェアが製品の差別化になってきています。ピーター・ビレロ(Peter Bilello)、CIMdataの社長は、今日の若いエンジニアは、40歳あるいはそれ以上の我々がそれを必要と思う時にそうするというのと異なって、インターネット上で生活をしていると視ています。仕事をするための視野・態度とかアプローチの差は、非常に大きなものがあります。

 プロセスのプレゼンテーションは、製品とプロセスの両方での設計の最適化を中心にしたものでした。プロトタイプと製造に於ける初物生産時から正しく、適切健全なるエルゴノミクス、また学習曲線の短縮などへのデジタルマニファクチャリングを利用することに結果として触れました。

 プロセスの議論ではさらに、大手企業に於ける何百ものレガシーなエンジニアリン・グアプリケーションの統合整理、またいくつかの企業が断片化への終止符を思えさせるような運用の可視化へと話が進みました。統合整理と可視化は、PLMに於けるコンフィグレーションマネージメントの重要性が高まっていることを強調するものです。ビレロ氏の閉会の辞では、氏は、「我々は如何にして取るに足らない複雑さを作り出すのか?」と問いました。

 テクノロジーの議論では、コンピューティングパワーとハイパフォーマンス・コンピューティングの爆発的増加を中心に展開がなされました。課題の中の1つは、エンジニアリングの民主化であり、未だ現実なものと想定されてない“コラボ”との、またコンピュータのハードウェアによる限界が強いられるなどです。CPU(中央演算処理装置)、ネットワークの帯域幅、読み取り/書き込み(入力/出力またはI/O)の速度は、データの作成や複製のデータ伝搬レート(tsunami's rates)を下回り、後塵を拝してます。明白なソリューションは、クラウドでのPLMであり、data anytime anywhere(何時でも何処でもデータを)です。

要約

 PLMロードマップの再出席者にとっては、2011年のカンファレンスでこれら全てうまく組立てられていました。2011年は、“HOW”、そして2012年は、“WHAT”でした。2011年のプレゼンテーションの多くは、エンジニアリング上の複雑さを克服するためのPLMの使用にフォーカスしました。2012年は、それら課題は、戦略上のより広範でハイレベルにフォーカスをするという何ものでもないと言うことでした。

(By Jack Thornton, Principal MINDFEED Marcomm for CIMdata)


本件についてのご意見はこちらからお送り下さい。

Your local time is  where you live.

© 1995-2017 MetaLinc K.K.